

新婚の友人宅を訪ねるとか、老夫婦二人だけの家を訪問するときの手土産でも、食べ物は選ばれやすいもの。手軽に持って行けるし、無難に喜んでもらえそうなギフトだからだろう。しかし、そういう家にたくさんのケーキや和菓子を持って行っても、食べきれないのは目に見えている。少人数の家に贈る手土産として、こういうものはふさわしくない。日持ちのするものか、高級品をごく少量だけ贈るようにしょう。そして、上司の家に招かれたときなどに、手土産を持参するなら、相手の好みに合わせるのはもちろんのことだが、奥様の存在を忘れてはいけない。先方が招待してくれた場合はとくにそうで、食事の支度など手をわずらわせるのは奥様のほうである。「ありがとうございます。お世話をかけます」という心を込めて、雰囲気のよい花などアクセントとなるようなものを、一品添えるといい。
いただいたひな人形や五月人形を飾ったら、贈り主を招いて、見ていただきましょう。このときのもてなしが、お祝いに対するお礼となります。桃の節句なら、ちらし寿司とはまぐりのお吸い物、端午の節句ならちまきに柏餅など、簡単な祝い膳を用意します。招待できない場合は、「内祝い」として、お返しを贈りましょう。近くの人には、ちらし寿司や桜餅、赤飯や柏餅を当日届けたり、遠方の人には、紅白の角砂糖などを一週間以内に贈るようにします。内祝いの名前は、赤ちゃんの名前を書き、白赤の水引を蝶結びにしたのし紙を用います。
親しい方が地震や火事、風水害などの被害にあったら、状況を把握してから、どのような形でお見舞いをするかを考えましょう。近くに住んでいる場合は、復旧作業を手伝ったり、避難場所として自宅を提供するなど、一日も早く目常生活がとり戻せるように手助けを。遠方の方には、とり急ぎ励ましの電報などを送り、連絡がとれたら必要なものを聞いて、日用雑貨や衣類、日もちする食料品など、被害状況にあわせて、すぐに役立つものをお見舞いの品として選びます。また、現金もなによりありかたいものです。金額のめやすは5千〜1万円くらい。品物には無地短冊をつけ、表書きは「御見舞」とします。現金は白無地袋に入れ、励ましの手紙を添えて、現金書留で郵送します。復旧したらお返しとして何か渡したいですね。